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株式投資講座

株式投資におけるリターン(収益)の種類を理解しよう

株式投資を初めとして多くの投資から得られるリターン(収益)は大きく「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」という二つに分けることができます。ここでは、投資におけるインカムゲインとキャピタルゲインの紹介と、それぞれの収益の違い、特徴を分かりやすく解説していきます。

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インカムゲインとキャピタルゲイン

投資から得られるリターン(収益)は大きく「インカムゲイン(Income Gain)」と「キャピタルゲイン(Capital Gain)」の二つに分けられます。前者は「資産そのものが生み出す収益」で後者は「資産自体の売買により生み出される収益」を意味します。

 

インカムゲイン(Income Gain)

インカムゲインは「資産自身が生み出す収益」です。たとえば定期預金なら預金金利、債券なら利息(クーポン)、株式投資なら配当金(や株主優待)、不動産投資なら賃料収入といったものが挙げられます。収益は一度きりではなく反復して定期的に生み出されることが多いです。

株式投資の場合、「配当金」がこのインカムゲインとなります。

配当金とは何か?

配当金は、株式会社が利益を自社のオーナー(所有者)である株主に対して分配するお金のことを指します。配当は原則として会社があげた利益から出されることになります。
ただし、絶対に出さないといけないわけではなく、出す出さない、いくら出すということは「株主総会(株主があつまるオーナー会)」で決められます。

儲かっている会社でも配当金として外に出してしまうよりも会社の中に残しておいてそのお金を使って設備投資などに回す場合もあります(成長企業はこちらが選択されやすい)

なお、配当が出ない場合でも実際に会社が成長していればそれは「株価」に反映(株価上昇)によって株主に対しては還元されることになります。

 

株主優待(日本ならではの株主還元策)

配当金のように現金ではないのですが、日本では株主還元(個人株主対策)として「株主優待」という制度が広く利用されています。これは自社のサービスや商品などを株主に配布するもので、実施するしないは企業次第です。
上場企業のおよそ3割が実施しています。

広義にはこうした株主優待もインカムゲインにあたります。

 

 

キャピタルゲイン(Capital Gain)

キャピタルゲインは「資産自身を売却することで生み出される収益」です。株式投資なら売却益が該当します。特徴は収益機会は一度きりで、その資産を売却したら、それでおしまいというタイプの収益です。

 

株式投資におけるキャピタルゲイン(株価の値上がり)

証券取引所に上場している株式(普通に投資家が買うことができる株)は、証券会社を通じて取引所で売買されています。
この時の値段はそれぞれの投資家が買いたい・売りたいという注文をまとめて、合致するものを付き合わせる形で決まります。

株価というのはその直近で売買が成立した価格です。

株式を購入した後、その株が値上がり(株価上昇)をして、それを売却して得られるのがキャピタルゲイン(株式の売買益)となります。